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高齢者の定義

高齢者とは、いったい何歳からのことをいうのでしょうか?日本の統計調査では65歳以上とさだめているようです。ちなみに、国連では60歳以上、世界保健機関(WHO)では65歳以上を高齢者としています。

家族に高齢者がいる世帯は4割を超え、その中で高齢者の一人暮らしと夫婦のみの世帯をあわせた数が半分以上。病気やけがをしている高齢者は半数ほどいますが、生活に支障をきたすほどの重症の人は2割程度だといわれています。
高齢者の経済状態はおおむね良好で、7割以上の人が病気や介護のための貯蓄をしています。社会保障の財政は厳しい状況が続いていますが、高齢者が安心して生活ができるように、サポートを充実させていかなくてはなりません。

「前期高齢者」とは?

65歳から74歳までの人を「前期高齢者」といいます。前期高齢者は、64歳までと変わらず国民健康保険や被用者保険の給付を受けることができます。

―最近の前期高齢者の暮らしとは・・・高年齢者雇用安定法で、本人が希望すれば65歳まで働けるようになったため、定年後も同じ職場で働き続ける人が増えています。これからはさらに現役で活躍する高齢者が増えていくでしょう。また労働人口が減る一方で、前期高齢者に含まれる65歳から69歳までの男性の約半数が働いています。趣味を楽しみながらパートタイムで働くのも、フルタイムで働いて仕事に生きがいを見出すのもいいでしょう。いずれにせよ定年後も自分の居場所を見つけ、自立した生活を送ることが大切ですね。

「後期高齢者」とは?

前期高齢者とは違い、後期高齢者は75歳以上の人を指します。

―最近の後期高齢者の実情とは・・・
今では国民の8人に1人が後期高齢者といわれています。そして75歳の誕生日から後期高齢者医療制度への加入が義務付けられました。75歳を過ぎると入院や長期療養が多くなり、後期高齢者の約4分の1が要介護認定を受けています。
また80歳以上の約8割が経済的な不安を感じず暮らしていて、後期高齢者の半数以上が趣味やレジャーを楽しんでいることがわかっています。

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